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2022年 ピラミッド ヴァレー ノース カンタベリー シャルドネ 750ml ニュージーランド 白ワイン
Pyramid Valley North Canterbury Chardonnay
白ワイン 750ml
[産 地]ニュージーランド
[評 価]94点
The 2022 North Canterbury Chardonnay is expressive and exotic on the nose—there are dried herbs and exotic spice, layers of dehydrated orange peel, graphite, white pepper, hints of yellow peach, flakes of sea salt and shaved fennel. In the mouth, the wine is rich and sapid; it penetrates deep into the palate and stains it with flavor. It holds a tight line of restraint and is a pleasure to behold. It’s satisfying and detailed. The wine went through 100% malolactic fermentation. “We're basically waiting for the acidity to drop before we pick it, so we get total acidities of 10 and get to do full malo,” says winemaker Huw. 14% alcohol, sealed under screw cap.
The Wine Advocate (Dec 15, 2023)
香りが豊かでエキゾチック。乾燥ハーブとエキゾチックなスパイス、乾燥したオレンジの皮の層、グラファイト、白胡椒、黄桃の香り、海塩のフレーク、削ったフェンネルの香りがする。口に含むと、ワインはリッチで味わい深く、口蓋の奥深くまで浸透して風味が広がる。しっかりと抑制されており、見ているだけでも楽しい。満足感があり、細部までこだわったワインだ。このワインは100%マロラクティック発酵を行った。「基本的には、収穫前に酸度が下がるのを待っています。そうすることで、総酸度が10になり、完全なマロラクティック発酵を行うことができます」とワインメーカーのヒューは語る。アルコール度数14%、スクリューキャップで密封されている。(直訳)
[輸入元のコメント]
梨や柑橘系の魅力的な果実のアロマ。口に含むと、力強く長い余韻とともに、ノース・カンタベリーの特徴ともいえる、いきいきとした果実味と豊かな風味が見事に重なり合います。
商品コード : 40910244 |
製造元 : Pyramid Valley |
価格 : 5,940円(税込) |
750ml |
ポイント : 59 |
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ニュージーランド
■Pyramid Valley Vineyards ピラミッド ヴァレー ヴィンヤーズ
粘土石灰質土壌で、ビオディナミ農法と自然な造りを実践
1999年にノース・カンタベリーのワイカリ近くに敷地を購入し、2000年からピノ・ノワールとシャルドネを、ビオディナミ農法で、そして接ぎ木なしで植樹を始めたのは、 ブルゴーニュに傾倒していたマイク&クラウディア・ワーシング夫妻。
4区画2.2ヘクタールの畑は栽培密度が10,000〜12,000株/ha。 羊の牧草地に囲まれた地で、紀元前2〜3万年前に地殻変動で隆起した石灰岩が頂に見え、丘の下方の粘土層が重なり合うその接点を開墾した。
2017年、アメリカ人のスティーブ・スミスMWとブライアン・シェスという仲の良い友人2人が、 「非の打ちどころのないワインと、共有できる感動的な体験を生み出す」という長年の夢を実現すべく、ピラミッド・ヴァレーの歴史を引き継いだ。
創設者ワ―シング夫妻によって植樹された4区画は今もそのまま残り、 堆肥造りや、プレパラ造りも自社でおこなうなど、造りもマイクから受け継いだビオディナミ農法をしっかりと継承する。
それぞれの区画には、その区画で最も勢いのよい草花の名をつけ、ラベルにもその絵が描かれている。
「エンジェル・フラワー」は粘土20%、石灰岩3〜7%の北向きの斜面で、豊かな光を受けデリケイトで優美な香りを備えたピノ・ノワールが生まれる。
「アース・スモーク」は、重い粘土30%、石灰岩12〜15%の東向き斜面で、深みのある野性的なピノ・ノワールとなる。
「ライオンズ・トゥース」は、粘土30%、石灰岩15〜20%と石灰が多い東向き斜面で、黄金色でトースティーな香りのシャルドネに。
「フィールド・オブ・ファイアー」は10〜15センチほどの海緑石粘土層の下が石灰岩の南東向き斜面で、デリケイトなシャルドネとなる。
2018ヴィンテージから新しく登場するのが、「アペラシオン・シリーズ」。 以前はマイクの気に入った自然栽培をしているワイナリーの畑を借りて造ったブドウを醸造した「グロワーズ・コレクション」だったが、 2018ヴィンテージからは生産地にこだわり、ニュージーランドの代表的産地マールボロ、ノース・カンタベリー、セントラル・オタゴのワインを造る。 ノース・カンタベリーはワイパラの4つの畑のブレンドで造られ、セントラル・オタゴは、2018年新たに取得した畑で、 バノック・バーンとベンディゴの間に位置するサブリージョン ローバーンに位置するマナタ・エステートで造られる。どちらも産地の特徴がしっかりと表現されるスタイルだ。
2018年に新たなスタートをきったピラミッド・ヴァレー。先代の造りを踏襲しながら、さらに新しい試みにも挑戦し、ワイナリーの可能性を広げている。