トップ > 造り手別 > ハ行 > ピエール モレ > 2021年 ピエール モレ ムルソー ペリエール 750ml フランス ブルゴーニュ 白ワイン
2021年 ピエール モレ ムルソー ペリエール 750ml フランス ブルゴーニュ 白ワイン
Pierre Morey Meursault 1er Cru Perrières
白ワイン 750ml
[AOP]ムルソー 1級畑
[輸入元コメント]
すぐ近くに石切り場の跡があり、きわめて小石の多い1級畑。陽当たりもよく、この小石からの反射によってブドウは熟し、それと同時にミネラルに富んだワインが生み出される。火打ち石のようなフレーバー。味わいに幅と奥行があり、余韻もケタ違いに長い。6〜7年はゆうにもち、ヴィンテージによっては20年以上の熟成に耐え得る。
[公式サイト 情報]
面積 0.52ha
植樹 1985年(平均)
「ペリエール ドゥス」という畑で、ムルソーの南に位置し、ピュリニー モンラッシェのすぐ隣にあります。古い採石場の近くにあり、この小さな石灰岩の「クロ(周囲を壁で囲まれたブドウ畑)」は非常に多くの石で覆われています。日当たりは完璧で、風からよく保護され、多くの石が太陽の反射によって熱が増加します。ムルソー ペリエールは驚くほどの構造を持つワインであり、一方で力強く、もう一方でミネラルな特徴を持ち、口の中での豊かさと余韻の長さは類を見ないものです。長期熟成向きのワインであり(最低6〜10年)、時には20年以上熟成させることもあります。
商品コード : 40810357 |
製造元 : Pierre Morey |
価格 : 39,600円(税込) |
750ml |
ポイント : 396 |
|
フランス
■Pierre MOREY ピエール モレ Morey Blanc モレ ブラン
ドメーヌとネゴスのふたつを高水準で両立させる希有な存在
ピエール・モレイはムルソーの造り手だが、一族がムルソーにやってきたのはフランス革命まっただ中の1793年のこと。モレイと名のつく他のドメ ーヌ同様、もともとはシャサーニュ・モンラッシェの出身だという。
ピエールの父、オーギュストは1935年にドメーヌ・デ・コント・ラフォンのメタイエ(収穫の一部を受け取る小作人)のひとりとなり、1971年から ピエールがそれを引き継ぐようになった。
ラフォンはムルソーの1級畑や特級モンラッシェなど素晴らしい畑をもっていたが、オーナーはつねに他の仕事をもち、畑作業は小作人に任せていた のだ。ところがドミニク・ラフォンがラフォン家で初めての栽培醸造家になると、折半耕作の契約期間を延長せず、ラフォン家のすべての畑を自ら 耕作することを宣言。
1986年から1991年にかけてピエール・モレイは多くの畑を失ってしまう。
しかしながら、ピエール・モレイの手腕に感銘を受けていた、ピュリニー・モンラッシェの大ドメーヌであるルフレーヴは、引退が決まっているそ れまでの醸造長のジャン・ヴィロに代わって、ピエールを招聘。
こうして彼は、1988年以降、ルフレーヴの醸造長として働く一方、自身の小さなドメーヌを運営し、さらに1992年にはネゴス・ブランドとして「モ レイ・ブラン」を設立。
二足のわらじならぬ三足のわらじを履くことになる。
ルフレーヴの醸造長に就いてから20年後の2008年、ドメーヌ・ピエール・モレイとモレイ・ブランの仕事に集中するためルフレーヴから離れ、娘の アンヌを共同経営者に迎えて、父娘で11haの畑を耕作。同時にモレイ・ブランを経営している。
ルフレーヴがそうであるように、ドメーヌ・ピエール・モレイでも1991年から畑をビオロジックやビオディナミで栽培し、1997年にはすべての畑を ビオディナミ農法に転換した。
アペラシオンはドメーヌもネゴスもムルソーを中心にコート・ド・ボーヌと白と赤に集中している。
ドメーヌ所有の特級畑はバタール・モンラッシェのみだが、ネゴスのほうにはモンラッシェにコルトン・シャルルマーニュ、赤のコルトンもある。 またドメーヌのラインナップには、珍しいムルソーの赤、レ・デュロがあり、表土の厚い土壌からすこぶるパワフルな赤ワインを生み出す。
ピエール・モレイのワインはテロワールにきわめて忠実に仕上げられ、ムルソー1級ペリエールはその硬質なミネラル感を前面に押し出し、バター ル・モンラッシェはリッチさと力強さが表現されている。
ドメーヌとネゴスの両方を運営する造り手のワインは、ドメーヌを主、ネゴスを従ととらえられがちだが、ピエール・モレイの場合はそれにあたら ない。
ネゴスのワインはあくまでドメーヌのラインナップの補完にあり、ブドウが購入したものである以外はドメーヌ同様のケアがとられている。たとえ ば村名ムルソー同士をブラインドで試飲したとしても、そのブドウが栽培された区画による違いはともかく、品質的な優劣を感じることはない。
ラフォンやコシュ・デュリーと並ぶ、偉大なムルソーの造り手がピエール・モレイなのだ。