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2022年 エチエンヌ ソゼ ブルゴーニュ オートコートドボーヌ ジャルダン デュ カルヴェール 750ml 白ワイン
Etienne Sauzet Bourgogne Hautes Côtes de Beaune 'Jardin du Calvaire’
白ワイン 750ml
[AOC]ブルゴーニュ オート コート ド ボーヌ
[評 価]85-87点
The 2022 Bourgogne Hautes-Côtes de Beaune Jardin du Calvaire suffered in the dry conditions, and it was matured in a recently acquired foudre from Tonnellerie Rousseau; taken together, that lends the wine a more exotic profile than usual, with aromas redolent of musky peach, mandarin oil and honeycomb, followed by a medium to full-bodied, ample and expansive palate with a sweet core of fruit.
The Wine Advocate(Jan 19, 2024)
2022年のブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ「ジャルダン・デュ・カルヴェール」は、乾燥した気候の影響を受け、トネルリー・ルソー社の新たに取得したフードル(大樽)で熟成されました。この2つの要素が相まって、通常よりもエキゾチックな風味を持つワインに仕上がっています。香りには、ムスクがかった桃、マンダリンオレンジのオイル、ハニーコーム(蜂の巣)が感じられ、味わいはミディアムからフルボディで、甘みを帯びた果実が豊かに広がる仕上がりです。(直訳)
商品コード : 40810297 |
製造元 : Etienne Sauzet |
価格 : 11,550円(税込) |
750ml |
ポイント : 115 |
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フランス
造り手の性格が映し出される 真っ正直なピュリニー・モンラッシェ
ドメーヌ・ルフレーヴと並び、ピュリニー・モンラッシェでもっとも尊敬を集める造り手がエティエンヌ・ソゼだ。
1903年に生まれたエティエンヌはわずかな畑を親から継承し、1950年頃にはそれを12haまで広げた。
惜しまれながらも1975年に他界。ひとり娘はヴォルネイのボワイヨ家に嫁いだため、孫娘のジャニーヌが夫のジェラール・ブードとドメーヌを継ぐことになった。
ところがブドウ畑はエティエンヌの娘、ジャニーヌの母であるマダム・ボワイヨの所有で、1989年に相続税の問題を解決するためにこれを3人の子供に分け与えることにした。
彼女はドメーヌがバラバラになることを望んではいなかったそうだが、息子のひとり、ジャン・マルク・ボワイヨが相続分を自身のドメーヌに組み込んでしまったため、エティエンヌ・ソゼの畑は9haまで縮小。
ただでさえ需要に対して供給量が不足しているところにもってきてこの始末。顧客のことを思えば畑が減ったからといって簡単にアロケーションを3分の2にすることもできない。そう考えたジェラール・ブードとジャニーヌは、91年から買いブドウによりこれまでの生産量を維持する道を選んだ。
しかも、ワインをドメーヌものとネゴスものに分けるのではなく、各クリマ、自前のブドウの不足分を買いブドウで補い、ワインを造ることにした。
つまりドメーヌの看板を降ろすという潔い道を選んだわけだ。なんて律義な夫婦なのだろう。
ブドウの供給先は、ジェラールが信頼を置く栽培農家ばかり。同じピュリニー・モンラッシェ村で日々顔を合わせているわけだから、供給先もジェラールの目を誤魔化しようがない。
このように従来からドメーヌがもつクリマに加え、わずかながら100%買いブドウから造られるワインもポートフォリオに加わった。それが特級のシュヴァリエ・モンラッシェとモンラッシェ、1級のアモー・ド・ブラニー、シャン・ガン、ガレンヌだ。
ブドウ栽培は5年前からビオディナミ。収穫したブドウは除梗せずに空気式圧搾機でプレスし、果汁を24時間冷却。小樽に移してアルコール発酵、続いて熟成。熟成期間はブルゴーニュ・ブランで10ヶ月、村名で12ヶ月、1級と特級が18ヶ月である。新樽率は村名20%、1級25〜40%、特級45%。
熟成中は試飲を繰り返し、必要に応じてバトナージュを行う。樽熟成後はステンレスタンクに移し、さらに細かな澱とともに6ヶ月の熟成。清澄とろ過をともに軽くかけて瓶詰めである。
2000年からジェラールの娘であるエミリーが、そして2002年にはエミリーの夫、ブノワ・リフォーがメゾンに参画。エティエンヌ・ソゼの次世代を担う。