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2012年 アルマン ルソー シャンベルタン 750ml フランス ブルゴーニュ 赤ワイン
Domaine Armand Rousseau Chambertin Grand Cru
赤ワイン 750ml
[AOC]シャンベルタン 特級畑
[評 価]96点
Tasted blind at the annual "Burgfest" tasting in Beaune. The 2012 Chambertin Grand Cru has a touch of mint on the nose, complementing the mixture of red and black fruit, a pastille-like purity developing with time. This is very charming and the oak is neatly folded into the fruit. The palate is medium-bodied with fine tannin, the acidity perfectly judged and lending the tension and poise one expects from a Chambertin. It does lose a little intensity in the glass but it's from such a high point it is neither here nor there. This is a wonderful Chambertin.
The Wine Advocate (Oct 30, 2015)
ボーヌで毎年開催される「ブルクフェスト」テイスティングでブラインド テイスティングしました。2012 年のシャンベルタン グラン クリュは、鼻にミントの香りがかすかに感じられ、赤と黒のフルーツのミックスと調和し、時間とともにトローチのような純粋さが増します。これは非常に魅力的で、オークの香りがフルーツにきれいに溶け込んでいます。味わいはミディアム ボディで、タンニンは上質です。酸味は完璧に調整されており、シャンベルタンに期待される緊張感と落ち着きを与えています。グラスに入れると少し強さが失われますが、それは非常に強いため、どうでもいいことです。これは素晴らしいシャンベルタンです。(直訳)
商品コード : 40168002 |
製造元 : Armand Rousseau |
価格 : 660,000円(税込) |
750ml |
ポイント : 6,600 |
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フランス
綺羅星のごときグラン・クリュを所有する
ジュヴレ・シャンベルタンのトップ・ドメーヌ
強豪揃いのジュヴレ・シャンベルタンにおいて、最も尊敬を集めるドメーヌがアルマン・ルソー。
20世紀の初め、ジュヴレ・シャンベルタンに一族の所有する小さな畑を寄せ集めて、アルマン・ルソーがドメーヌを設立。婚姻によって畑を拡張した後、シャルム・シャンベルタン、クロ・ド・ラ・ロッシュ、シャンベルタンなど、フィロキセラ禍と第一次大戦の余波で価格の暴落したグラン・クリュを買い取り、ドメーヌの礎を築いた。
ご多分に漏れず、当初は出来上がったワインを地元の大手ネゴスに桶売りしていたが、世界恐慌によってネゴスの経営環境が厳しくなり、栽培農家のブドウやワインを以前のように買い取れなくなると、ルヴュー・ド・ヴァン・ド・フランスの創始者、レイモン・ボードワンの薦めでマルキ・ダンジェルヴィルなどとともにドメーヌ元詰めを開始。ドメーヌ・ワインのパイオニアとなった。
1959年にアルマンが自動車事故で急逝したため、息子のシャルルがドメーヌを継承。
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズやリュショット・シャンベルタン・クロ・デ・リュショットを新たに取得することに成功し、ドメーヌの規模を6haから13haまで拡大する。
今日もなお、シャルルは存命だが、ブドウ栽培やワイン醸造については息子のエリックが指揮を執り、2012年には、ディジョンのブルゴーニュ大学で栽培学を修めたエリックの娘、シリエルもドメーヌ入り。次世代の担い手として期待される。
今日、15haを超えるまでに拡大したブドウ畑は圧巻のひと言に尽きる。
このうち村名畑はわずか3haに過ぎず、プルミエ・クリュも4ha弱に止まる一方、グラン・クリュは8haを超える規模なのだ。しかもシャンベルタン、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、マジ・シャンベルタン、シャルム・シャンベルタン(一部マゾワイエールを含む)、リュショット・シャンベルタンと、ジュヴレに9つあるグラン・クリュのうち6つを揃える豪華絢爛ぶり。さらにプルミエ・クリュの筆頭、クロ・サン・ジャックまで所有する。ルソーに優るライバルなしである。
このドメーヌのモットーとして各クリマの平均樹齢を40年以上に保つことがあり、そのため定期的な植え替えを行っている。それも各クリマが一定以上の面積だからこそ可能なことだ。
ブドウ栽培においては認証こそ取得していないものの、事実上のビオロジックで除草剤や殺虫剤は使用しない。また、エリック・ルソーはブドウの過熟を嫌い、ジュヴレ・シャンベルタンでもかなり早い時期に収穫を始めることで知られる。しかしながらこれこそ、ルソーのワインに共通して感じられる優雅さの鍵であり、各クリマの微妙な違いがワインに反映される秘訣なのだ。
シャンベルタンとクロ・ド・ベーズこそ新樽率が100%に達するが、その他のクリマはたとえグラン・クリュであっても新樽を一切使わない(クロ・サン・ジャックはプルミエ・クリュだが70〜100%の新樽率)。比較的新樽好みの造り手が多いジュヴレ・シャンベルタンにおいて、希有な存在といえるだろう。
シャンベルタンとクロ・ド・ベーズの違いを知りたければ、このドメーヌのワインを並べて試すことだ。グリザールの谷間を吹き抜ける冷風の影響を受けた前者のほうがはっきり堅牢で、後者のほうが肉感的な仕上がりに感じられるはず。
その機会に恵まれるのはなかなか難しいことだが……。