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2013年 ギガル コート ロティ シャトー ダンピュイ 750ml フランス ローヌ 赤ワイン
E.Guigal Côte Rôtie Château d'Ampuis
コート・ブロンド3区画、コート・ブリュヌ3区画の計6区画、8ヘクタール弱には93%のシラー種、7%のヴィオニエ種が植えられている。
密閉式のステンレスタンクでのアルコール発酵。その後、新樽100%を用いて36ケ月の樽熟。
赤ワイン 750ml
[AOC]コート ロティ
[評 価]91点
The 2013 Cote Rotie Chateau d'Ampuis spent 38 months in oak. It features subtle notes of pie crust layered over espresso, black olives and dark fruit. Medium to full-bodied, it suffers only by comparison to other recent vintages, finishing with some drying tannins.
The Wine Advocate (Dec 30, 2017)
オーク樽で38ヶ月熟成されました。 エスプレッソ、黒オリーブ、ダークフルーツの上に重ねられたパイ生地の微妙な香りが特徴です。ミディアムからフルボディで、他の最近のヴィンテージと比較した場合にのみ苦しむが、いくらかの乾燥したタンニンで終わる。(直訳)
[輸入元のコメント]
1995年に購入したギガル社の新たな本拠地、シャトー・ダンピュイの名を冠して、同年のヴィンテージからリリースされた。モカ系の複雑な風味に重層的で集中力のある味わいが愉しめるワインは、ギガル社のグレードの高さが十二分に納得できるもの。
商品コード : 40165523 |
製造元 : E.Guigal |
価格 : 19,800円(税込) |
750ml |
ポイント : 198 |
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フランス
メゾン創設からわずか70年
コート・ロティに君臨する北部ローヌの盟主
ギガル社の創業は戦後間もない1946年のこと。その後、わずか半世紀にして北部ローヌ有数の生産者へと急激に大成長を遂げた。
「ギガルの三つ子の兄弟」と俗に言われる単一畑のコート・ロティ、「ラ・ムーリーヌ」「ラ・ランドンヌ」「ラ・テュルク」やコンドリューの「ラ・ドリアーヌ」はギガルの名声を確固たらしめ、とりわけこのふたつのアペラシオンにおいては他に並ぶもののない、圧倒的な地位を築いている。
初代エティエンヌ・ギガルは1924年、14歳の時に1781年創業の老舗メゾン、ヴィダル・フルーリィ社に入りワイン造りを修業。1946年に独立した。
1961年にエティエンヌの後を継いだ2代目のマルセルは、80年代になって父エティエンヌがかつて奉公していたヴィダル・フルーリィを傘下に収め、これにより、当時、ヴィダル・フルーリィが所有していたラ・テュルクの畑も手に入れることになる。
1995年にはコート・ロティの歴史的なドメーヌである「シャトー・ダンピュイ」を入手。
ちなみにこのシャトーの領主であったモジロン伯爵には金髪(ブロンド)と栗毛(ブルネット)の娘がおり、これが今日のコート・ロティを土壌的に隔てたふたつの丘、コート・ブロンドとコート・ブリュンヌの語源という言い伝えがある。
シャトー・ダンピュイは7つの区画からなるコート・ロティであり、まさしくコート・ブロンドとコート・ブリュンヌの両テロワールがブレンドされた、素晴らしく調和のとれたスタイルとなっている。
さらに2001年にはジャン・ルイ・グリッパとド・ヴァルーイの両ドメーヌを吸収。
サン・ジョゼフの「ヴィーニュ・ド・ロスピス」や「リュー・ディ・サン・ジョゼフ」、エルミタージュの「エクス・ヴォト」など新しいアイテムを生み出した。
2006年にはドメーヌ・ド・ボンスリーヌに資本参加したが、こちらは独立したブランドとして醸造、および販売。
今日ギガルはローヌ全体におよそ60haもの自社畑を所有している。
そしてメゾンにおいてワイン造りの全権を担うのは、醸造学のディプロマをもつ3代目のフィリップ。
先の三つ子のコート・ロティはじつに40ヶ月もの長期間にわたって新樽に寝かされるため、オーク樽の善し悪しはきわめて重要となる。
その品質を確実なものとするため、2003年以来、ギガルはシャトー・ダンピュイに樽工房を設え、年間に必要となるおよそ800のオーク樽を自製しているのだ。
とかく単一畑のコート・ロティやコンドリュー、エルミタージュの上級キュヴェばかりに目が向きがちなギガルだが、メゾン共通のラベルで統一された、ネゴシアンもののアイテムもすこぶる質が高い。
コート・ロティ・ブリュンヌ&ブロンドはムーリーヌやテュルクでなくともギガルの底力を知ることのできる精緻な造り。
最もベーシックなコート・デュ・ローヌでさえ赤はシラー、白はヴィオニエを主体とするところに、北部ローヌの造り手としての矜持を感じざるを得ない。コストパフォーマンスはすこぶる高く、味わい的にも汎用性が高いため、ビストロの定番ワインにはうってつけである。
品質に妥協を許さないギガル。コート・ロティを中心とする北部ローヌの盟主として、ますますの発展が期待される。