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2018年 ドメーヌ フェヴレ マジ シャンベルタン 750ml フランス ブルゴーニュ 赤ワイン
Domaine Faiveley Mazis Chambertin Grand Cru
赤ワイン 750ml
[AOC]マジ シャンベルタン 特級畑
[評 価]92-94点
More reserved than the Charmes and Latricières, the 2018 Mazis-Chambertin Grand Cru opens in the glass with a brooding bouquet of cassis, wild berries, smoked meats, rich soil tones, licorice and caramelized orange. On the palate, it's medium to full-bodied, deep and introverted, with an ample endowment of fine, powdery tannins and lively underpinning acids. I'm looking forward to revisiting this from bottle.
The Wine Advocate (21st Jan 2022)
シャルムやラトリシエールよりも控えめな 2018 マジ シャンベルタン グラン クリュは、グラスに注ぐとカシス、野生のベリー、燻製肉、豊かな土の色合い、甘草、キャラメリゼしたオレンジの陰気な香りで始まります。 口に含むと、ミディアムからフルボディで、深くて内向的で、きめ細かい粉末状のタンニンと生き生きとした下支え酸がたっぷりと含まれています。ボトルから再訪するのが楽しみです。(直訳)
[輸入元のコメント]
クロ・ド・ベーズの北に位置する男性的なグラン・クリュ。フェヴレはここに1.20haの自社畑を所有。37年、59年、74年に植え付けられた古木である。非常に深みのあるルビー色。ラズベリーや赤スグリなど赤い果実にカシスやダークチェリーなど黒い果実が混じる。凝縮感が強く、キメ細かなタンニンが骨格を形成。パワフルで男性的。スパイシーなフィニッシュ。
商品コード : 40176251 |
製造元 : Faiveley |
価格 : 29,590円(税込) |
750ml |
ポイント : 295 |
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フランス
若き当主を迎え、さらなる進化の道を歩む
ブルゴーニュのドメーヌ的グランメゾン
ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ社は、1825年の創立から7代にわたって続くグラン・メゾンである。
4代目のジョルジュ・フェヴレは、かの有名なコンフレリー・デ・シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(利き酒騎士団)の創設者のひとりとして知られ、オスピス・ド・ニュイ・サン・ジョルジュのキュヴェにも、レ・サン・ジョルジュ・キュヴェ・ジョルジュ・フェヴレとしてその名を残す。
フェヴレが数ある他のネゴシアンと一線を画するのは、その広大な自社畑から造られるドメーヌもののワインが、全生産量の8割を占めるという事実だろう。
コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌ、そしてコート・シャロネーズまで、合わせて120haもの自社畑を所有し、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズやエシェゾーなどグラン・クリュに10ha、ニュイ・サン・ジョルジュのレ・サン・ジョルジュやジュヴレ・シャンベルタンのクロ・デ・ジサールなどプルミエ・クリュに25haの畑をもつ。
ひとつのクリマの面積は平均して1haと決して大きくはないが、それだからこそクリマごとに手の込んだシュール・ムジュール、すなわちオーダーメイドのワイン造りを行うことができるのである。
フェヴレが所有する120ヘクタールの自社畑のうち、半分以上の68ヘクタールはコート・シャロネーズに位置する。
フェヴレ家がこの地域の潜在的な可能性に気付いたのは、第一次世界大戦と世界恐慌により産地が疲弊していた1933年のことだ。
この年にジョルジュ・フェヴレが賃貸耕作を始め、1963年には5代目のギィ・フェヴレがメルキュレイに最初の畑を購入。その面積を徐々に増やし、今日、ジヴリィ、リュリィ、モンタニー、ブーズロンまで、コート・シャロネーズ全域に版図を広げた。
メルキュレイ・プルミエ・クリュ・クロ・デ・ミグランをはじめとする数々のモノポール(単独所有)畑を手に入れ、コート・シャロネーズならフェヴレとまで言われるまでに成長。そして2012年以降、コート・シャロネーズの自社畑は「ドメーヌ・ド・ラ・フランボワジエール」という独立したドメーヌ名を掲げ、次のステージに上ろうとしている。
今日、メゾンを率いるのは、2005年に25歳の若さで事業を引き継いだエルワン・フェヴレ。奇しくも彼の父、フランソワ・フェヴレがメゾンを継承したのも25歳の時であったという。
エルワンは当主の座に就くや否や、改革を断行し、若いうちはなかなか飲みづらく、長年寝かせて初めて花開く典型的な長期熟成型のワインを、比較的早いうちに飲み頃を迎え、かつ長期の熟成もでき得るワインへとスタイルを変えた。
さらに、本拠がニュイ・サン・ジョルジュということもあり、コート・ド・ニュイの赤ワインに特化しがちだったポートフォリオをコート・ド・ボーヌの白にも広げるべく、2008年にグラン・クリュのバタール・モンラッシェとビアンヴニュ・バタール・モンラッシェを入手。同時にピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュのガレンヌも加わり、壮観なラインナップを完成させた。
またムルソーではマトロ・ウィッターシェイムと契約を締結。形式上は買いブドウによるネゴスものだが、実際にはブドウ栽培からフェヴレのスタッフが携わっているという。
ニュイ・サン・ジョルジュ最高のクリマ、レ・サン・ジョルジュのグラン・クリュ昇格を同年代の造り手とともに働きかけるエルワン・フェヴレ。
新しい当主のもと、フェヴレ社はさらなる高みを目指して進化し続けているのだ。