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2011年 ボンスリーヌ コートロティ ラ ガルド 750ml フランス ローヌ 赤ワイン
Bonserine Côte Rôtie La Garde
赤ワイン 750ml
[AOC]コートロティ
[評 価]92-94点
The most impressive of the lineup is the 2011 Cote Rotie La Garde. A blend of 100% Syrah that incorporates 20% whole cluster fermentation, it exhibits a firm, structured feel, with graphite, rendered bacon fat, vanilla and raspberry/blackberry-styled fruit all emerging from the glass. Medium to full-bodied, with ample tannin, it needs to be cellared for 3-4 years, and drunk over the following 10-15 years.
210, The Wine Advocate(30th Dec 2013)
ラインナップの中で最も印象的なのは、2011年のコート・ロティ・ラ・ガルドです。 100% シラーのブレンドで、20% の全クラスター発酵が組み込まれており、グラファイト、レンダリングされたベーコンの脂肪、バニラ、ラズベリー/ブラックベリー スタイルのフルーツがすべてグラスから出てきて、しっかりとした構造的な感触を示します。 ミディアムからフルボディ、十分なタンニンを持ち、3〜4年セラーで寝かせ、その後10〜15年かけて飲む必要がある。(直訳)
[輸入元コメント]
コート・ブロンド、コート・ブリュンヌ、ムートンヌの区画から、最高のブドウのみ厳選して造られるスペシャルキュヴェ。恵まれなかった年には造らない。色調は濃厚で深みがあり、香りは複雑。グリオット、ブラックベリー、スミレに、香ばしい焙煎香。肉感的でボリュームがあると同時に、骨格はしっかり。パワフルだがエレガンスも感じられる。アフターの余韻はすこぶる長い。
商品コード : 40169018 |
製造元 : Bonserine |
価格 : 10,780円(税込) |
750ml |
ポイント : 107 |
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フランス
ギガル傘下ながらスタイルを異にするコート・ロティのドメーヌ
ボンスリーヌは2006年、北部ローヌのスペシャリストであるギガル家が取得したドメーヌ。
コート・ロティに所有するブドウ畑の面積10haは、当時、ギガルに次ぐ広さであった。
ボンスリーヌの名前はシラーの別名「スリーヌ(serine)」に由来する。
1984年に傘下に収めたヴィダル・フルーリィ同様、ギガルはボンスリーヌを独立したドメーヌとして存続させ、醸造責任者も引き続き、ステファン・カレルを登用。完全に吸収してしまったジャン・ルイ・グリッパやド・ヴァルーイとは戦略が異なっている。
ギガルとまったく同じ造りであれば、わざわざ独立したドメーヌにする必要はなく、発酵前の低温マセレーション(ラ・サラジーヌのみ)や、228リットルの小樽のほか650リットルのドゥミ・ミュイを熟成に用いるなど、醸造上、ギガルとの差異が見られる。樽香を抑え、果実のアロマをより強調したスタイルといえる。
コート・ロティは3種類あり、もっともスタンダードな「ラ・サラジーヌ」はコート・ブリュンヌを中心とした6つの区画を混醸。シラーに3%のヴィオニエが含まれる。新樽率80%で24ヶ月の樽熟成。
「ラ・ヴィアリエール」はドメーヌの裏手にある1haの単一区画。コート・ブリュンヌの結晶片岩土壌で、3%のヴィオニエが混ざる。新樽100%で24ヶ月の樽熟成。
「ラ・ガルド」は樹齢50年のシラーのみからなる長期熟成タイプのキュヴェ。新樽100%で36ヶ月の樽熟成だ。
ドメーヌでは1haの区画(エィゲとラ・グランド)からコンドリューも醸造。ドゥミ・ミュイの新樽による発酵で、樽熟成期間は12ヶ月。
またこれら自社畑産のワインを補完する形で、買いブドウからなるネゴスもののワインを「トラディヴァン」の名でリリースしている。
サン・ジョゼフの「レ・ゼディル」とクローズ・エルミタージュの「レ・コロナード」があり、それぞれ古樽のみを用い、24ヶ月の樽熟成が施される。