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2018年 ギガル エルミタージュ ブラン エクス ヴォト 750ml フランス ローヌ 白ワイン
E.Guigal Ermitage Blanc Ex Voto
白ワイン 750ml
[AOC]エルミタージュ
[評 価]93点
The last time I saw the 2018 Ermitage Ex Voto Blanc, it came across as opulent and fruit-forward. Now that it's in bottle (and scheduled to be released in February 2022), it's less tropical, showing more restraint and (perhaps) greater aging potential. Hints of toasted grain, lime custard and scorched lemon zest appear on the nose, while the medium to full-bodied palate is rich, delivering notes of toasted marshmallow and a heavily textured, slightly coarse texture, but finishes long.
February 2022 Week 2, The Wine Advocate(11th Feb 2022)
私が2018年のエルミタージュ エクス ヴォート ブランを最後に見たとき、それは贅沢で果実味のあるものでした。 ボトルに入った(そして2022年2月にリリースされる予定である)現在、それはトロピカルではなく、より控えめで、(おそらく)より大きな熟成の可能性を示しています. トーストした穀物、ライムカスタード、焦がしたレモンの皮のほのかな香りが鼻に現れ、ミディアムからフルボディの味わいはリッチで、トーストしたマシュマロのノートと重くテクスチャーのあるやや粗いテクスチャーをもたらしますが、長い余韻があります。(直訳)
「Ex Voto エクス・ヴォト」とは、願い事が叶った時、または奇跡が起きた時などの感謝の意を込めて教会や聖堂に奉納する品のことを意味します。
商品コード : 40165505 |
製造元 : E.Guigal |
価格 : 33,000円(税込) |
750ml |
ポイント : 330 |
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フランス
ローヌで最上の白を生むエルミタージュだが、なかでもこのギガル社のエクス・ヴォトは、モンラッシェに代表されるブルゴーニュの偉大な白ワインに匹敵する力強さとバランスを兼ね備えた1本に仕上がっている。
メゾン創設からわずか70年
コート・ロティに君臨する北部ローヌの盟主
ギガル社の創業は戦後間もない1946年のこと。その後、わずか半世紀にして北部ローヌ有数の生産者へと急激に大成長を遂げた。
「ギガルの三つ子の兄弟」と俗に言われる単一畑のコート・ロティ、「ラ・ムーリーヌ」「ラ・ランドンヌ」「ラ・テュルク」やコンドリューの「ラ・ドリアーヌ」はギガルの名声を確固たらしめ、とりわけこのふたつのアペラシオンにおいては他に並ぶもののない、圧倒的な地位を築いている。
初代エティエンヌ・ギガルは1924年、14歳の時に1781年創業の老舗メゾン、ヴィダル・フルーリィ社に入りワイン造りを修業。1946年に独立した。
1961年にエティエンヌの後を継いだ2代目のマルセルは、80年代になって父エティエンヌがかつて奉公していたヴィダル・フルーリィを傘下に収め、これにより、当時、ヴィダル・フルーリィが所有していたラ・テュルクの畑も手に入れることになる。
1995年にはコート・ロティの歴史的なドメーヌである「シャトー・ダンピュイ」を入手。
ちなみにこのシャトーの領主であったモジロン伯爵には金髪(ブロンド)と栗毛(ブルネット)の娘がおり、これが今日のコート・ロティを土壌的に隔てたふたつの丘、コート・ブロンドとコート・ブリュンヌの語源という言い伝えがある。
シャトー・ダンピュイは7つの区画からなるコート・ロティであり、まさしくコート・ブロンドとコート・ブリュンヌの両テロワールがブレンドされた、素晴らしく調和のとれたスタイルとなっている。
さらに2001年にはジャン・ルイ・グリッパとド・ヴァルーイの両ドメーヌを吸収。
サン・ジョゼフの「ヴィーニュ・ド・ロスピス」や「リュー・ディ・サン・ジョゼフ」、エルミタージュの「エクス・ヴォト」など新しいアイテムを生み出した。
2006年にはドメーヌ・ド・ボンスリーヌに資本参加したが、こちらは独立したブランドとして醸造、および販売。
今日ギガルはローヌ全体におよそ60haもの自社畑を所有している。
そしてメゾンにおいてワイン造りの全権を担うのは、醸造学のディプロマをもつ3代目のフィリップ。
先の三つ子のコート・ロティはじつに40ヶ月もの長期間にわたって新樽に寝かされるため、オーク樽の善し悪しはきわめて重要となる。
その品質を確実なものとするため、2003年以来、ギガルはシャトー・ダンピュイに樽工房を設え、年間に必要となるおよそ800のオーク樽を自製しているのだ。
とかく単一畑のコート・ロティやコンドリュー、エルミタージュの上級キュヴェばかりに目が向きがちなギガルだが、メゾン共通のラベルで統一された、ネゴシアンもののアイテムもすこぶる質が高い。
コート・ロティ・ブリュンヌ&ブロンドはムーリーヌやテュルクでなくともギガルの底力を知ることのできる精緻な造り。
最もベーシックなコート・デュ・ローヌでさえ赤はシラー、白はヴィオニエを主体とするところに、北部ローヌの造り手としての矜持を感じざるを得ない。コストパフォーマンスはすこぶる高く、味わい的にも汎用性が高いため、ビストロの定番ワインにはうってつけである。
品質に妥協を許さないギガル。コート・ロティを中心とする北部ローヌの盟主として、ますますの発展が期待される。