トップ > 造り手別 > ハ行 > ベルナール デュガピ > 2015年 ベルナール デュガ ピィ ジュヴレ シャンベルタン プティ シャペル 750ml フランス 赤ワイン
2015年 ベルナール デュガ ピィ ジュヴレ シャンベルタン プティ シャペル 750ml フランス 赤ワイン
Domaine Bernard Dugat-Py Gevrey Chambertin 1er Cru Petite Chapelle
赤ワイン 750ml
[AOC]ジュヴレ シャンベルタン 1級畑
[評 価]91-93点
The 2015 Gevrey-Chambertin 1er Cru Petite Chapelle comes from three parcels of vine that are an average of 70 years old and contains a little less whole bunch fruit than the other cuvées, between 50 and 60%. It feels a little "distant" at first, although it soon begins to open and offer a mixture of red and black fruit, chalk and limestone, later more blue fruit surfacing. The palate is medium-bodied with succulent ripe black fruit, the new oak absorbed well and allowing tension and energy to flow through the sorbet-fresh finish. I would just like a little more persistence here, but otherwise this is very fine.
228, The Wine Advocate(31st Dec 2016)
[輸入元コメント]
シャペル・シャンベルタンの真下に位置する1級畑。カシスやダークチェリーなど黒い果実のアロマが艶やかに香り、果実味柔らかく、しなやかな飲み心地。タンニンは微粒子でまろやかにさえ感じられる。このドメーヌでもっとも女性的なワイン。
商品コード : 40305054 |
製造元 : Bernard Dugat-Py |
価格 : 38,500円(税込) |
750ml |
ポイント : 385 |
|
フランス
■Dugat-Py ベルナール デュガ=ピィ
カルト的な人気を誇る生産者
従兄のクロード・デュガと並び、カルト的な人気を誇るベルナール・デュガ・ピィ。
当主のベルナール・デュガはとてもエネルギッシュな人物だ。日に焼けた顔。がっしりとした体格、巨大な手。日々、農作業に勤しむ姿がその風貌からも想像される。
近年になってコート・ド・ボーヌにもブドウ畑を広げ、現在、所有畑の総面積は10ha。しかし、その要がジュヴレ・シャンベルタンであることに変わりはない。
村名ジュヴレ・シャンベルタンは複数の区画をアッサンブラージュした「キュヴェ・クール・デュ・ロワ」のほか、単一クリマで醸造される「レ・ゼヴォセル」。1級はフォントニ、コルヴォー、ペリエールをアッサンブラージュした畑名なしのキュヴェのほか、単一クリマものの「プティット・シャペル」「ラヴォー・サン・ジャック」「シャンポー」。特級は「マジ」「シャルム」「マゾワイエール」、そして王様「シャンベルタン」である。
2003年にすべての畑をビオロジック栽培に転換完了した。
ご存知のとおり、特級マゾワイエール・シャンベルタンは隣接するシャルム・シャンベルタンを名乗ることも可能だが、このドメーヌでは別々に醸造している。正確にいえば、マゾワイエールが3分の1混ざったシャルムとマゾワイエール単独のワインがある。
最初に所有したマゾワイエールはシャルムと近接した区画で、土壌的な差が見られなかったため、シャルムに混ぜてひとつのキュヴェとした。
一方、2004年に新たに買い足したマゾワイエールは、グリザールの谷間から流れ出た洪石土により畑の表面を大きな石が覆う。
ワインの性格もまったく違うため、ベルナールは単独のキュヴェにしたという。
試飲の順番はシャルムの後にマゾワイエール。後者のほうが圧倒的に堅牢なスタイルのワインだ。
醸造法はクロード同様、低温マセレーションはなし。一方、完全除梗のクロードに対し、ベルナールはアペラシオンによって梗を残す。
特級についていえば、量の少ないシャンベルタン(量的に恵まれた年でも1樽しか出来ない)とマジは100%全房。
マゾワイエールは60〜70%、シャルムは40〜50%の梗を残している。
1級以上はすべてフランソワ・フレールの新樽100%熟成。
「ジュヴレ・シャンベルタンは長期熟成させるべきワインだから、十分な抽出が必要」というのがベルナールの考え。
たとえ恵まれないヴィンテージであろうとも、彼のワインはとびきり濃厚な色調で人々を驚かせる。だからといって過度に重いワインかといえばそうではない。緻密な構造とキメの細かなタンニンを中心に置きながら、新鮮味(ベルナールは遅摘みをよしとしない)も感じさせるバランスのよさ。熟成させるとこれまた素晴らしい。
ドメーヌでは改革も進んでおり、2016年ヴィンテージよりラベルも変更。2017年には息子のロイクが13代目当主にとして就任。翌年には早速来日プロモーションを行うなど精力的な活動をしている。またFixin Clos de Fixey というモノポール畑も2018年にリリース。進化を続けるドメーヌに世界中から注目が集まる。