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2014年 ポンソ シャンベルタン クロ ド ベズ 750ml フランス ブルゴーニュ 赤ワイン
Domaine Ponsot Chambertin Clos de Bèze Grand Cru
赤ワイン 750ml
[AOC]シャンベルタン クロ ド ベズ 特級畑
[評 価]95-97点
The 2014 Chambertin Clos de Beze Grand Cru has a more approachable bouquet than the 2014 Chambertin; it is more forward and expressive with red cherries, raspberry preserve and orange blossom aromas, which gain intensity and volume with virtually each swirl of the glass. The palate is medium-bodied with supple, ripe tannin. I adore the purity here, the sensuality of this Clos-de-Beze that (whisper it) you might mistake for Armand Rousseau. This might well be Laurent Ponsot's finest contribution to the vintage.
222, The Wine Advocate(31st Dec 2015)
[ワインアドヴォケイト コメント]
2014年のシャンベルタン クロ ド ベズ グラン クリュは、2014年のシャンベルタンよりもアプローチ可能なブーケを持っています。これはより前向きで表現豊かで、赤いさくらんぼ、ラズベリープリザーブ、オレンジの花の香りがあり、ほぼ各々のグラスを回すごとにその強度とボリュームを増しています。口当たりはミディアムボディで、しなやかで熟したタンニンが感じられます。この純粋さ、このクロ ド ベズの官能性、(こっそり言いますが)アルマン ルソーと間違えるかもしれない魅力があります。これはおそらく、ローラン ポンソのこのヴィンテージへの最高の貢献となるでしょう。(直訳)
商品コード : 40164618 |
製造元 : Ponsot |
価格 : 83,160円(税込) |
750ml |
ポイント : 831 |
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フランス
事実上の酸化防止剤無添加を実践するモレを代表する伝統的大ドメーヌ
モレ・サン・ドニにおける新興の大ドメーヌがデュジャックなら、伝統的大ドメーヌはポンソであろう。その歴史はデュジャックより100年も遡る。
現当主はグランゼコールのHEC(高等商科大学校)を卒業したローラン・ポンソ。
モレ・サン・ドニ村長も務めたジャン・マリー・ポンソの息子である。
ポンソではブドウ栽培もワイン醸造も人の介入を可能な限り排除。ビオロジックともビオディナミとも異なるアプローチの自然栽培をとる。
剪定をコルドン・ロワイヤにすることで樹勢を抑え、低収量を実現。腐敗果が収穫箱の中に混ざるだけで健全果に影響を与えるとして、選果は必ずブドウ畑で行う。
手摘みは当然だが、摘んだ房はまず昔ながらの篭に入れ、それを最大17キロ入りの箱に移した後に醸造所へと運ぶ。
醸造所は4層構造のグラヴィティ・フローでポンプは一切使わない。
醸造に関しては「決まりのないことが決まり」とローラン。ブドウの状態はヴィンテージによって異なるため、その年々に応じた対応をとる。梗を残すか残さないか、ピジャージュの頻度はどうするか、そうしたことに一切決まりはない。
一方、発酵容器に使い古した木桶を使用し、熟成用の小樽も古樽(5〜20年もの)、酸化防止剤である亜硫酸の使用は極力抑えるという原則は毎年一貫している。
亜硫酸はまだ発酵の始まらない破砕前に小量加えるものの、その後は窒素ガスや炭酸ガスなどの不活性ガスでワインを保護する。
瓶詰め時にさえ亜硫酸の添加はない。
クロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニ、モレ・サン・ドニ1級クロ・デ・モン・リュイザン・ブラン。これらモレの珠玉のクリマがポンソを代表するワインだが、ここ10年の間にラインナップが大幅に増えた。シャルム・シャンベルタン, クロ・ド・ヴージョ、コルトン・シャルルマーニュ、コルトン・ブレッサンド、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ……。じつに豪華絢爛である。
ローランはことのほかアリゴテにご執心で、かつてシャルドネやピノ・ブランも混ぜられていたクロ・デ・モン・リュイザン・ブランは、今日、1911年に植樹されたアリゴテの古木100%から造られている。
とかくシャルドネよりも劣ると見られがちなアリゴテだが、収量を抑えればこれほど見事なワインになるのかというよいお手本だ。
ポンソのワインは非常に個性的で、若いうちはとくに理解しずらい印象を受ける。しかしながら、理想の状態で熟成させたワインは、驚くべき色香を放ち、その状態は20年も30年も保たれる。まさに投資に値するワインといえるだろう。