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2016年 フランソワ ラマルシュ ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ 750ml フランス 赤ワイン
Domaine François Lamarche Bourgogne Hautes Côtes de Nuits Rouge
赤ワイン 750ml
[AOC]ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ
[評 価]85-87点
The 2016 Bourgogne Hautes Cotes de Nuits was affected 25% by the frost. It has a light but attractive red cherry-scented bouquet with fine delineation. The palate is medium-bodied with light tannin, clean and crisp with a nice crunch on the finish. It feels a tad short but it does the job.
234, The Wine Advocate(30th Dec 2017)
[コメント]
標高の高いオート・コートのピノ・ノワールから造られた赤。低地のジェネリックなブルゴーニュと比べてタイトな締まり具合をもち、ミネラルも感じられる味わい。シャルキュトリー(腸詰め類)や白身の肉類との相性がよい。
商品コード : 40174163 |
製造元 : Francois Lamarche |
価格 : 6,210円(税込) |
750ml |
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フランス
世代交代が良い方向へと導く
ラ・グランド・リューのドメーヌ
ヴォーヌ・ロマネの名門ドメーヌであるフランソワ・ラマルシュは、今、新たな時代を迎えようとしている。
醸造にフランソワの娘ニコルがつき、販売に姪のナタリーが加わったため、大きく若返りを果たしたのだ。
このドメーヌは20世紀の初頭、樽職人のアンリ・ラマルシュがシャンボール・ミュジニー出身のマリー・グリヴレと結婚して創設。
その息子もアンリといい、ドメーヌを継承して1933年に結婚した。
この時にラ・グランド・リューがドメーヌにもたらされる。
現在のドメーヌ名に冠されているフランソワが、父アンリの後を継いだのは1985年。
ラ・ターシュとロマネ・コンティに挟まれながら、AOC法制定時には1級畑だったラ・グランド・リュー。このクリマを特級畑に昇格させようとINAOに働きかけ、1989年に大願成就。1992年から正式に特級畑への昇格が決定した。
長女のニコルは2003年にドメーヌ入り。父の手を借りず初めてひとりでワインを造ったのは2006年である。
彼女はまず、ブドウ畑の改革を進め、ビオロジック農法を実践。2010年には11.23haの畑すべてがビオロジックで栽培されるようになった。
以前は機械収穫もしていたが、現在は100%手摘みであり、畑と醸造所の2回にわたって選果をしている。
造りを見ると、除梗はヴィンテージに応じて決め、除梗の場合でも無破砕。以前よりも低温マセレーションの期間を長くし、発酵中の醸しはピジャージュよりも優しいルモンタージュが主だという。
16〜20ヶ月の樽熟成において、新樽率は村名40%、1級60%、特級80〜85%である。 2006年以降のラマルシュのワインで変わった点といえば、フランス人が好んで使うプレシジオン=正確さ、精緻さであろう。
以前からよいワインではあったがどこか粗削りな部分が感じられもした。ここ数年のヴィンテージにそうした欠点はない。
ニコルのとった変革に、惜しみない拍手を贈りたい。